なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

新春のヨシガモ

オスのヨシガモが池に浮かんでいました。

こちらの岸から反対側にむかってかなりのスピードで泳いでいます。どんどん遠ざかっていきます。
このままだとお尻姿のヨシガモしか撮れません。

ヨシガモが進んでいるのが、幸いにも、池の西の端だったので、私も西岸にまわって、このヨシガモを追いかけ、やっと、顔の見える写真を撮ることができました。

ヨシガモは、全長約48 cm、翼を広げた大きさ75〜88 cm。中型のカモ類で、雄の後頭の羽毛は伸びて冠羽になり、ナポレオンの帽子のような形になります。

額から後頭と眼先から頬線にかけては赤褐色で、眼から後頭にかけては緑色光沢。額に白斑があります。

喉は白くて、黒い横線があり、体は全体的に灰色です。

胸は白色の羽縁の鱗模様(うろこもよう)で、脇にいくほど細かい縞模様になります。

本来は、三列風切(さんれつかざきり)は長く、鎌のような形に垂れ下がって、とても綺麗の筈ですが、この個体はあまり目立ちません。

毎年、うまく撮りたいと思うのですが、このカモは、黒い目がはっきりと映らないので目がないような写真を大量生産してしまいます。

今回は、運よく目もよく光ってくれたので、まだ、ナポレオンハットがはっきりしないなどの多少の不満はあるのですが、とりあえず、男前のヨシガモを撮ることができました。

良かった。良かった。