利根川下流域の冬空を悠然と飛翔するトビの雄姿です。
トビはカラスにさえ小馬鹿にされている猛禽類です。
でも、トビが狩りをする場面を手賀川の千間橋付近でよく見かけますが、タカのミサゴも驚くほど上手に魚を捕らえていますし、中沼田の田んぼ付近で、野ネズミらしき獲物を一瞬で捕らえて鷲掴みにして悠々と飛び去って行く姿は、オオタカ顔負けの「猛禽類の王者」の風格があります。
しかし、トビは「鳶に油揚げをさらわれる」の諺があるように、湘南海岸や京都の河原で、人間の食べ物を奪い盗るような卑劣さがあり「ハイエナのようなイメージ」もあります。
間近で、ゆったりと飛ぶトビは、やはり、猛禽、鷹の風格を感じます。