なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼上空を飛ぶ金色に輝くチュウヒ

夜来の雨も上がり、朝日が手賀沼上空を照らし始めて1時間半が経過しました。

手賀沼我孫子市鳥の博物館前)の岸辺に2メートル以上の高さの葭原が生えている場所があります。その葭原の壁がとぎれた空間に。突然、チュウヒ(英名「HARRIER」ハリアー)が飛び出してきました。

東から昇る太陽の光線を背後から浴びたチュウヒは、金色に輝いています。

咄嗟にカメラを上空にむけて、チュウヒを撮影しましたが、ピントが合ってすぐに、チュウヒの姿は、視界から消えました。

チュウヒもこちらに気付いたのか、すぐに反転して、葭原の陰に隠れてしまいました。
チュウヒは、宙返りがとても上手な鷹なので、チュウヒというのでしょうか?

そのまま飛んでくれたらよかったのですが、目の良い猛禽のチュウヒなので仕方がありません。

日本野鳥の会のチュウヒの説明によれば、

「チュウヒは従来絶滅危惧II類、の鳥でしたが、2006年12月に発表された環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧IB類とされ、近年はさらに生息状況が悪化したとされています。絶滅危惧IB類の鳥は他にクマタカイヌワシオジロワシが含まれ、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い鳥です。」

と言われています。

私の家から歩いて行ける手賀沼で、絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)の鷹を観ることができる幸せをつくづく感じ入る一時でした。