東国三社のひとつと言われている息栖神社に行ってきました。
茨城県南部と千葉県にまたがる地域に「東国三社」と呼ばれる三つの神社があります。鹿島神宮、香取神宮、息栖神社は東国三社として信仰の篤い神社であり、現在でも東国三社参り(三社詣でる事)が行われています。
三つの神社が「東国三社」と併せて呼ばれるのは、それぞれに祭られるタケミカヅチ、フツヌシ、アメノトリフネの三柱の神が、アマテラスに天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来しています。
息栖神社駐車場横の鳥居の結界をこえて神域に入ると、全身が神々しさを感じます。
さすが、最近注目されているパワー・スポットですね。
また、神栖市観光協会のホームページには、次のようにも記載されています。
この東国三社を地図上で結んでみると形のよい直角二等辺三角形が浮かび上がってきます。鹿島神宮と香取神宮を結ぶ線は約12000m、 鹿島神宮と息栖神社の間は約9000m、息栖と香取は約8600mとのデータがあります。
そしてこのトライアングル内では様々な不思議な出来事が起こるといううわさも…
更にこのトライアングルを中心に周辺の神社を結ぶと、とても意味のありそうなラインがいくつも浮かび上がってくるといいます。
息栖神社のホームページには、つぎのように解説されています。
二千年以上の歴史をもつ息栖(いきす)神社は,鹿島神宮,香取神宮とともに東国三社のひとつとして数えられた由緒ある神社です。弘化四年(西暦1847年)の建築と伝えられる神門をくぐると,そこから森閑とした参道が続いています。松,杉などの老大樹が繁る下を歩いて行くと,途中には俳人・松尾芭蕉の句碑が立っています。杜の手前,常陸利根川沿いには,清水の湧き出ている忍潮井(おしおい)があり,水中にある二つの鳥居が,神秘な雰囲気を醸し出しています。
案内板によれば、祭神は、岐神(ふなどのかみ)・天鳥船(あめのとりふね)神・住吉三神(上筒男神・中筒男神・ 底筒男神)とされ、海上守護・交通守護の守り神と奉られているそうです。
江戸時代には主神を気吹戸主(いぶきどぬし)神と記しているものもあるようです。(木曽名所 図会、新編常陸国誌)
境内にある芭蕉の句碑
「此里は 気 吹戸主の 風寒し」は、
その関連を物語っています。
ご神体の忍潮井(おしおい)は、日本三大霊泉の一つで、大きな鳥居の両側にあり、透明な水が湧き出ている神秘的な井戸です。中に錦鯉が2匹泳いでいました。
私は、この神社を何度も素通りしていたのですが、今回、ようやく参拝することができました。
鹿島神宮,香取神宮は、すでに参拝していたので、これで東国三社を参拝することができました。
息栖神社は、清々しい神社で、穴場的存在の神社です。パワー・スポットとしてもお薦めできそうな場所で、こじんまりした気持ちのいい神社でした。