なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼・水郷橋付近のタゲリ

耕運機の耕した後の、「地表に出た虫たち」を狙って、ハクセキレイツグミなどの鳥たちが耕運機の周りに集まっていました。

よくみると、土の色と同化したタゲリも群れています。12〜15羽はいるようです。思い思いの場所で採食しています。

一般に、タゲリたちは、歩き回って立ち止まり、足指で地面をたたいてミミズや昆虫類を地表におびきだして食べるのですが、耕運機の耕した後の地表では楽にミミズや昆虫が食べられるのです。

その後、1枚の田んぼを耕した耕運機は、道路に出て帰ってしまいました。

耕運機が去るとすぐに、タゲリたちは、三々五々、田んぼを飛び立って、少し離れた田んぼに飛んで行きました。

諦めきれないタゲリが1羽だけ、田んぼに残って菜食していました。

頑張って菜食していましたが、この残った1羽も仲間のいるところに飛んでいきました。

頭に冠羽のある玉虫色の羽をもつ「田園の貴婦人」タゲリも、エサを求めて田んぼから田んぼに移動する「大型のチドリ」なんですねぇ〜。