耕運機の耕した後の、「地表に出た虫たち」を狙って、ハクセキレイやツグミなどの鳥たちが耕運機の周りに集まっていました。
よくみると、土の色と同化したタゲリも群れています。12〜15羽はいるようです。思い思いの場所で採食しています。
一般に、タゲリたちは、歩き回って立ち止まり、足指で地面をたたいてミミズや昆虫類を地表におびきだして食べるのですが、耕運機の耕した後の地表では楽にミミズや昆虫が食べられるのです。
その後、1枚の田んぼを耕した耕運機は、道路に出て帰ってしまいました。
耕運機が去るとすぐに、タゲリたちは、三々五々、田んぼを飛び立って、少し離れた田んぼに飛んで行きました。
諦めきれないタゲリが1羽だけ、田んぼに残って菜食していました。
頑張って菜食していましたが、この残った1羽も仲間のいるところに飛んでいきました。
頭に冠羽のある玉虫色の羽をもつ「田園の貴婦人」タゲリも、エサを求めて田んぼから田んぼに移動する「大型のチドリ」なんですねぇ〜。