なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

渡良瀬遊水地のベニマシコ(紅猿子)

冬の野鳥で人気の高い野鳥のひとつ、それが ベニマシコです。

スズメより僅かに大きく、今年生まれた若いオスは赤色が薄く、3年以上の成鳥のオスは、赤色が濃くなるようです。メスは褐色で地味ですが、とても可愛い小鳥です。

ベニマシコは、主に北海道や東北北部で繁殖し、他の地方では、冬鳥とのことです。



渡良瀬遊水地の秋楡の木にベニマシコたちが、集まりました。

数本ある秋楡の木を次々に採食しながら移動しています。

若いオス、成鳥のオス・メスの5〜6羽の群れです。家族かもしれません。

秋楡の白い実を口いっぱいほおばり、夢中になって食べています。実を食べるためにひっくりかえったり、宙返りしたり、いろんな食べ方をするので、見ていて面白いのですが、じっとしていないので、枝かぶりの写真を増産してしまいます。

そのうち、比較的に良い場所にとまってくれたので、枝かぶりでない写真を撮影することができました。

並んでいる最後の秋楡の木の実を食べ終わると一斉に飛び去りました。

彼らは、少し離れた枯草に移りましたが、オスは枯草に隠れてしまいました。

オスはシャイなのかもしれませんね。