手賀沼遊歩道脇のちょっと湿地になった枯草の茂みからのっそりとタシギが現れました。となりの田んぼに出てくるかと期待したのですが、警戒心が強いのか全身を見せないで隠れてしまいました。
その隠れた場所から突然飛び出し遠くに飛んで行きました。
タシギは、全長27cm。真っ直ぐな長いくちばしをもつジシギ(地鴫)の仲間です。
泥地を好み、水田、蓮田、湿地、池沼畔などに棲んでいるようです。
泥中のミミズ類や昆虫類を探しては、飲み込んでいます。
日本では主に冬鳥として本州以南で越冬しています。
西行法師の三夕の歌(さんせきのうた)で詠まれている 鴫(しぎ)は、このタシギと言われています。
「心なき 身にもあはれは知られけり
鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ」 (西行法師)
今は春なので「あはれ」は感じないですねぇ〜。