2羽のセイタカシギが、カキツバタの咲いている池に降り立ちました。
最初、2羽はお互いに近くにいましたが、餌を求めて次第(しだい)に散(ち)り散(ぢ)りになりました。
そのうちの1羽がカキツバタの咲いている池の縁(ふち)に近づいてきました。
セイタカシギは、咲いているカキツバタの花には無頓着(むとんじゃく)でただ餌に集中して歩いています。
カキツバタの近くをゆっくり通り過ぎてまた仲間のいるほうに歩いて去っていきました。
2羽が近づいた途端に何かにおびえたのか、突然、2羽のセイタカシギは飛び立ちました。
飛び去った後は静寂(せいじゃく)だけが残りました。