蘆原(よしはら)のあちらこちらでオオヨシキりとウシガエルの鳴き声が聞こえます。
サンカノゴイの鳴き声も聞こえてきます。ヨシゴイも飛びました。ここは印旛沼。
印旛沼の夏鳥が一通りそろいましたが、まだ、写真撮影には早いようです。
サンカノゴイは、声ばかりでなかなか姿を現しません。2か所から鳴き声は聞こえますが・・・
ヨシゴイは来たばかりで、飛んでもすぐに降りてしまいます。
盛大に聞こえるオオヨシキリが囀(さえず)りが今の印旛沼の主役のようです。
オオヨシキリはソング・ポストを巡回(じゅんかい)しながら絶(た)えずさえずります。
上空をアジサシが飛んで行きました。
今年も夏鳥がやってきました。 印旛沼の夏は、もうすぐスタートです。
いつまでもここの自然が保全(ほぜん)されこの鳥たちの棲(す)み家(か)が損(そこ)なわれないように願うばかりです。
「田とすかれ 畑と打たれて
よしきりの すまずなりたる 沼ぞかなしき」
(田山花袋 たやまかたい)
この歌は、館林市(たてばやしし)出身の自然文学者の田山花袋が故郷(ふるさと)の「城沼」の自然が失われていくことを悲しむ歌とされているそうです。