なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

葭原を飛ぶヨシゴイ

梅雨の晴れ間の蒸し暑い印旛沼!  葭原を時々そよ風が吹きぬけていきます。

ヨシゴイは、一日の大半を、水辺に生えるヨシの茂みに潜んで過ごすため、なかなか姿を見ることはできません。

ヨシゴイが、ヨシ原を歩くときは、ヨシの茎を足でつかみ、地上に降りることなく草を渡り歩くのでヨシの隙間からちらりと見えるその姿を見ることも難しいのです。

それでも、印旛沼の葭原には多くのヨシゴイが住み着いているので、この葭原の住人のヨシゴイは、わりに頻繁に葭原のあちこちから飛び立ちます。

そのため、ヨシゴイの全身を撮影するためには、飛ぶ姿を撮るのが楽なのですが・・・

ここのヨシゴイは、すぐ近くを飛んですぐに葭原に消えてしまうことが多く、長距離を飛ぶ時はあまり多くはありません。

そんな長く飛ぶ時を、狙っているのですが、葭原の端を飛ぶことが多くて、撮影しやすい近くの葭原を飛んでくれることは、めったにありません。

そのため、ヨシゴイが近くを飛ぶ偶然に出会うためには、夏の強い日ざしを浴びて、長時間の撮影に耐える必要があります。

この場所は日陰がどこにもないので体力をかなり消耗させてしまいます。

でも、葭原を飛ぶスマートなヨシゴイの姿は、そんなことを忘れさせてくれます。

ヨシゴイの飛ぶ姿はいいですねぇ〜。