なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ヨシにとまるオオセッカ

利根川下流ののヨシ原では、オオヨシキリ、コヨシキリ、コジュリン、オオセッカなどの
いろんな鳥たちのさえずりの声が聞こえます。

なかでも大きく聞こえるのは、ジュククク、キュルルというオオセッカのさえずりの声です。

そんな中、スズメくらいの大きさの鳥が飛んできてヨシの茎にとまりました。

セッカより少し大きくて体に比べて尾が長いのでオオセッカのようです。

オオセッカは、名前からすると大きそうな鳥に思えますが、全長13cmで,スズメより少し小さくて、尾の長いほっそりした鳥です。(セッカは12.5cm)

オオセッカの分布は、ロシアのウスリー地方、中国東北部と日本に生息する極めて数少ない鳥で、日本には2500羽が生息するだけと言われています。青森県秋田県、千葉県、茨城県などで繁殖が知られているようです。

とても稀少な鳥なので、1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定され、環境省レッドリスト絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。

このオオセッカは、ヨシにとまって少し休んでいましたが、すぐに飛び去ってしまいました。

オオセッカは、毎年、撮影していますが、あまり可愛いと思いませんでしたが、この鳥は、なかなか可愛いですね。

オオセッカも個体差やその仕草で印象が変わるのでしょうね!