なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼遊歩道の秋

みのりの秋をむかえて手賀沼遊歩道も次第に秋の風情を色濃く感じられるようになってまいりました。

暑かった夏には涼を求める人たちでにぎわった木陰のベンチにもう人の姿は見えません。

ベンチの向こうには青かった稲田が、今は、黄金色に色づいています。

秋ですねぇ〜!

♪「今は もう秋〜 だれもいない海〜」

の雰囲気です。


遊歩道には、いつも見られる鳥たちにしか会えませんでした。

でも、遊歩道でモズの鳴き声を2回聞きました。

まだ、木の葉が落ちていないので鵙の姿はみていませんが、今年も帰ってきたようです。

これから冬に向かって冬鳥が期待されます。







閑話休題ーセル指揮クリーブランド交響楽団ドボルザーク作曲「新世界より」を聴く


秋めいてくると何故かドボルザーク交響曲第9番「新世界より」が聴きたくなります。

「家路」としてよく知られている第2楽章のイングリッシュホルンによる旋律が深い秋を感じさせるのかもしれません。最近は学校の下校時に流されているようです。

ドボルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」は私の大好きな曲のひとつです。

この曲のLPを最初に買ったのはワルター指揮コロンビア交響楽団で、まだ、LPをあまり持っていなかったので毎日のようにきいていました。

その後、モノラルですがトスカニーニ指揮NBC交響楽団も買い求めこれもよく聴きました。

その後、ケルテス指揮、ウィーン・フィルクーベリック指揮ベルリン・フィルも名演と言われていたのでよく聴きました。

どの演奏も気に入っているので、今でもよく聴いていますが、きょうは、セル指揮クリーブランドの演奏をCDで聴いてみました。

セル盤は、最初はわりにあっさりと聞こえますが、次第にセルにしてはめずらしく情熱的な演奏に変貌してゆきます。セルの境遇もこの曲に同情できる要素を持っているためか、望郷の想いが強のいかもしれません。

この演奏は、しっかりとした造形の演奏でとても素晴らしい演奏でした。

このセル盤の演奏は、ワルタートスカニーニ、ケルテス、クーベリックと比肩できる名演と言えると思います。