なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

曇り空のコサメビタキ

朝から曇り空、そのうち晴れるだろうと、久しぶりに近くの公園に行ってみると、高い木の梢の枝から枝に飛び跳ねながら、虫をフライング・キャッチしている鳥がいます。

時々、枝にとまりますが、そこで空中に飛んでいる小さな昆虫などを探して、きょろきょろ見渡して、みつけるとすぐに飛び立ちます。

枝にとまる時間は、数秒しかとまらないので、ヒタキのようですがはっきりしません。

ファインダーごしに見てみると、お腹が比較的白いので、ヒタキ3兄弟(コサメビタキ・サメビタキ・エゾビタキ)のうちのコサメビタキのようです。

今頃、毎年、コサメビタキはこの公園に現れます。

目がぱっちりとした可愛い小鳥です。

コサメビタキは、全長13cmでスズメより少し小さな鳥です。

こんな小さな鳥が、高い枝を飛び回る様子は、肉眼で見ると、黒くて小さな鳥が動き回っているだけで、はっきり区別はつきません。

特に今日は、秋晴れの天気予報だったのに、とんより曇っているので見分けにくいのです。

それでも、このコサメビタキは、あまり明るくない森の中で、目ざとく小さな虫を見つけてはフライング・キャッチをつづけています。

ここに、どれくらい滞在してくれるか分かりませんが、いっぱい食べて元気に渡って行ってほしいものです。


参考のため、以前、晴れの日に撮影した下から4枚の写真

  ーコサメビタキの羽の色がはっきりした写真と飛んでいる姿の写真ー
 
を掲載しました。





参考ー以前撮ったコサメビタキ(以下4枚)