台風一過の青空をトビが悠然(ゆうぜん)と舞っていました。
そこに突然カラスが現れてモビングを仕掛けてきました。
モビングmobbing(疑似攻撃・擬攻撃)というのは、一般に、タカ類やフクロウ類、カラス類などが現れると、小鳥が群れを作ってつきまとい、それを追い払う行動をとることがあります。(参考写真:「サシバをモビングするハクセキレイ)参考写真:(カラスをモビングするチョウゲンボウ)
この行動は本当の攻撃ではなくて嫌がらせをして追い払うのが目的です。
カラスは他の小鳥からモビングされる時もありますが、カラス自分自身がよく鷹などをを多数で鳴きながら追いかけてモビングするのもよく見かけます。
オオタカやノスリなどもよくいじめられています。(参考写真:「オオタカをモビングするカラス」および「ノスリをモビングするカラス」)
今日のモビング相手はトビです。
手賀沼上空を気持ちよく「ピーヒョロロ」と鳴きながら飛んでいたトビもビックリしたようで、あわてているようでした。
カラスは、鳴きながら追いかけて威嚇しています。
さらにカラスは体当たりをしようとしましたが、トビはからくもカラスの攻撃をかわして逃げ去っていきました。
仲間のカラスも追いかけていましたが深追いしませんでした。
単なるカラスたちの嫌がらせだったようです。
このカラスのモビングの撮影は、タムロン600mmズームの15m〜∞のリミッターをオンにして上空を狙いました。こうすると遠くのピント合わせが多少早くなるので便利ですが、ちょっとピン甘のようですね。(参考写真はタムロンのレンズではなくキヤノン純正のテレコン付ズームレンズです。カメラは、いずれもEOS7D)
参考ー以前、撮影した「オオタカをモビングするカラス」
参考ー以前、撮影した「ノスリをモビングするカラス」