なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

木の茂みから様子をうかかうキビタキのメス

キビタキのオスがイヌザンショウの実を食べに来ている時、木の茂みにひっそりとキビタキのメスがこちらをのぞいていました。

でも、警戒しているのか?すぐにひっこんでしまいました。

キビタキのオスも綺麗ですが、メスは可愛いですね。

キビタキの英名は、「「ナルキッソス・フライキャッチャー」というそうです。

その「ナルキッソス」は、水面(みずも)に映る自分の美貌(びぼう)に魅(み)せられ水仙(ナルシス)になったという、ギリシャ神話の伝説の「美少年」にちなんでいるそうです。。

フライキャッチャー」とは、飛びながらハエのような小さな昆虫(フライ)を捕える(キャッチする)鳥のことです。

キビタキのオスはナルシストなのかもしれませんねぇ〜。

キビタキのメスは、警戒していたのではなく、そんな「美しいキビタキのオス」を木の陰から、うっとりと見ていたのかもしれません。

そう思うとキビタキ恋物語となって楽しいのですが・・・。


越路吹雪(こしじふぶき)の歌う エンリコ・マシアス作詞 岩谷時子訳詩の「恋ごころ」が頭をよぎりました。



 ♪恋はすばらしい たとえ燃えて
  灰になろうと 飛ぶ火の鳥
  忘れ去るまで その炎を
  消せはしないさ どこの誰も
  恋だけは 売る人もなく
  恋だけは 買う人もいない♪






イヌザンショウを食べに来たキビタキ

キビタキ♂を木の茂みから見ているキビタキ