なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

新機種CANON EOS 7D Mark II 試写 魚を捕らえて飛び去るミサゴ

JBF(ジャパン・バード・フェステバル)も最終日となりました。今日の朝の天気は快晴で、昨日の天気は嘘(うそ)のようです。

昨日撮影できなかったミサゴの魚捕りの写真のリベンジにでかけました。

今日は、晴れなのでタムロンの600mmズーム SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDをCANON EOS 7D Mark II に装着して出かけました。

このカメラはCFカードだけでなくSDカードも同時に装着できるので、今日は、CFカードのほかにSanDisk社のExtreme 45MB/s 32GBのSDカードを装着してSDカードに記録するようにしてみました。

昨日と同じ8時すぎに手賀沼の現地に到着しましたが、昨日は、誰もいなかったカメラマンがすでに10人以上三脚を立てて陣取っています。

私もその端に陣取って、椅子に座って手持ち撮影することにしました。

ミサゴは、昨日いた同じ場所の杭にとまっていました。ここから一番遠い距離の杭です。

今日のミサゴは、とても元気そうです。天気も快晴なので、生き生きしています。
杭の上で身体を動かして準備体操をしているようです。

少し待っていると、誰かが「飛んだぞ!」と叫びました。

ここに到着してから20分程度しか経(た)っていません。

昨日は2時間以上経っても飛ばなかったので少し油断をしていたので、あわててファインダーを覗いたら、すでに、杭の上にはいませんでした。

肉眼で探してみると、かなり遠くの上空を飛んでいます。素早い飛行です。

一度視界から消えましたが、ミサゴはすぐに戻ってきて上空を旋回して魚を狙っています。

その場所もここからかなり距離があります。600mmのレンズでもあまり大きくは見えません。

何回か旋回(せんかい)したのち、急降下(きゅうこうか)して、水に足から飛び降りました。

身体半分は水に沈みました。


急降下する時、最初は頭を下にして、水面の直前で魚の動きをを間近に捕え、その直後に足を下にして飛び込みます。見事な早業(はやわざ)です。


手賀沼のミサゴは、見事に大きな魚を捕らえて浮上しました。はっきりとはわかりませんがボラのようです。

魚が重いのか魚を足でつかんだまま水上を引きずって飛んで行きます。

ようやく空中に上がりましたが、やはり魚が重いのか高く飛ぶことはできないようです、

それでも、がんばって遠くにある杭の上に到達しましたが、すぐには降りません。

羽をばたつかせホバリングしながら、魚が弱って動けなくなるのを待っているようです。

魚が動かなくなったのかとても上手(じょうず)に魚を杭の上に横たえています。

ミサゴは、これからゆっくり食事をするようです。



「秋風に しら波つかむ みさご哉(かな)」

           (高桑闌更.たかくわらんこう)



まだAFの設定も勉強中で何もしていないので、タムロンのズームはAFに設定しフルタイム・マニュアルの機能を使って途中までAFでAIサーボで連写し、ミサゴの飛び込む寸前からすぐにマニュアル撮影に切り替え、ピントを微調整して撮影しました。

私は、最近視力が落ちているので、昔ほど正確にピント合わせができないので、はやくAFの設定を勉強しなければいけませんが、この新機種のAFの新機能のバリュエーションがとても多いので大変です。
当分は、途中までAFでマニュアル微調整切り替えで撮るつもりです。

マニュアルで微調整していると時々ピンがはずれるのでAIサーボで自動追随の機能の設定をすべきなのですが設定メニューの選択肢が多いので、まだその設定を迷っています。

タムロンの600mmズームは、EOS 7D Mark II と相性がとてもいいように感じました。ズームの回転方向がキヤノンのレンズと逆なので時々とまどいますがそれ以外では違和感はありません。

これらの写真は全部手持ち撮影です。

まだ、レンズもカメラもほとんど経験不足なので、これからすこしづついろんな設定で練習するつもりです。

SDカードもなんの違和感もなく撮影することができました。

まあ、「ミサゴの魚とり」も少しピン甘ですが、なんとか撮影できたので、少し安心しました。

ここでの目的の撮影が短時間でできたので、手賀沼大橋を渡ってJBFの会場に行ってみました。

今日は晴れたので、多くの人が集まっていました。 とても盛況です。

我孫子野鳥の守る会」のブースでは、「木の実で家庭に野鳥を呼んでみよう」というコーナーに人だかりがしていました。その場で会員登録する人もかなりいたようです。

キヤノン」のブースでは、新発売の「EOS 7D Mark II 」が展示されていました。
そこで、プロの写真家が、EOS 7D Mark IIで「鳥の撮影をした」カタログをいただきました。
さすがにすごい写真ばかりが掲載されていました。

とても参考になりました。

野鳥関連図書も割安で販売していましたが、午後からの予定があったので、会場を少しだけ見学し、野鳥カレンダーなどを買い求め、帰宅しました。