なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

渡良瀬遊水地の綺麗なヨシガモ

砂塵(さじん)舞う渡良瀬遊水地の小さな池に、他のカモたちに混じってヨシガモのオスがいました。ヨシガモは、昼間は安全のために他のカモに混じって寝ている場合が多いのです。

ヨシガモは、夕方から行動を始め、夜間から早朝にかけて水田、湿地などでエサをとるため、昼は、ほとんど寝ているのですが、吹きさらしの強風の吹く渡良瀬遊水地では、とても寝ていられないようで、起きて動き回っていました。

ナポレオン・ハットの綺麗な緑が西日にあたって輝いています。


ヨシガモは、特別珍しいカモではないのですが、数は少なく湖沼などで単独かせいぜい数羽の群れで見られる程度です。また、オスのヨシガモは、ナポレオン・ハット状の輝く頭部と尾羽根のように見える三列風切がチャーム・ポイントで、バーダーにとても人気のあるカモなのです。

鬱陶(うっとう)しい強風だったのですが、起きて動き回る綺麗なヨシガモが見れたので、この強風も気にならなくなりました。