求愛のディスプレーでつがいになったばかりのミコアイサのつがいに、なんの気遣いもなくヨシガモのオスが近づいて行きます。
ミコアイサのオスも綺麗(きれい)ですしヨシガモのオスも綺麗なので、絶好(ぜっこう)の組み合わせです。
ヨシガモは、このミコアイサのつがいには何の興味も示さないで、どんどん接近して通りすぎてゆきます。
実は、このこのヨシガモは、さっきまで、多くの仲間とこの池にいて、仲間といっしょに一斉に飛びたったのですが、忘れ物でもしていたのか? すぐに一羽だけ戻ってきたのでした。
戻ってきてみると、仲間がいなくなったので、がら空きになった池の中にヨシガモは自分だけです。
自分だけで独占できる喜びを、このヨシガモは、ひしひしと感じながらスイスイ動きまわっていたのかもしれません。
この池にはミコアイサの群れはわずかにいますが、自分より小さいミコアイサ(ヨシガモ全長48cmミコアイサ42cm)たちなんかは目に入らないのかもしれません。
ミコアイサのつがいを無視して通過していったヨシガモですが、又すぐに近寄ってきました。
ミコアイサのつがいの近くでうろついています。
ミコアイサは、このヨシガモを追い払ったりしませんでしたが、とても迷惑だったのかもしれませんね。