なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

菜の花畑のヒヨドリ

手賀沼湖畔の道路沿いに菜の花畑があります。

菜の花がちらほら咲いています。

その菜の花畑で4〜5羽の黒っぽい鳥が蠢(うごめ)いています。

ヒヨドリのようです。

菜の花の柔らかい花のつぼみを食べているのでしょうか?

羽をばたつかせていましたが、菜の花の葉陰にもぐりこんでしまいました。

地上に降りて何をしているのでしょうか?

これから満開になる菜の花畑です。



オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ズーム・レンズ  OLYMPUS M Zuiko D 14-42 F3.5-5.6 ii MSCMで撮影。.


オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で撮影









閑話休題ミケランジェリ(P)、シェルヘン(指揮)モーツァルト:「ピアノ協奏曲第15番」を聴く



久しぶりにモーツァルトの「ピアノ協奏曲第15番」をCD「アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ 」10枚組の中から聴いてみました。


ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450
Piano Concerto No. 15 in B-Flat Major, K. 450
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ - Arturo Benedetti Michelangeli (ピアノ)
スイス・イタリア語放送管弦楽団 - Orchestra della Svizzera Italiana
ヘルマン・シェルヘン - Hermann Scherchen (指揮者)

録音: 21 June 1956


ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450 の完成は1784年3月15日。ウィーンで初演は、モーツァルト本人の演奏だそうです。
モーツァルトの父宛の書簡には、「第15番も第16番も共に「汗をかかされる協奏曲」であるが、「むずかしさの点では変ロ長調〔第15番〕の方が上」である」と記されているそうで、この作品は技巧的な華やかさを前面に押し出しており、ピアノの名手がふさわしいですね。

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリは、イタリアのピアニストで。14歳で難曲と言われているブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」でディプロマ(学位)をもらい、イタリア全土に衝撃を与え、ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門において第1回の優勝者で、その審査員だったコルトーから「リストの再来」と称賛され、その後も完璧主義を貫いたピアニストです。

このCDの録音時期は、ミケランジェリが30歳代で、テクニック的にも一番、油の乗った時と考えられますので、この曲を弾くのにとてもふさわしいピアニストと思われます。

レパトリーの少ないミケランジェリなんですが、この曲は、何度ももあちこちで演奏しているようです。

このCDのミケランジェリは、とても力強く華麗に美しく弾きあげていくのに対し、指揮者のシェルヘンは、かなりの早さでグイグイ引っ張っていきます。

それがこの曲に緊張感を与えていて、まるでベートーヴェンのピアノ協奏曲ような迫力を感じます。
それでもモーツァルトの魅力の「楽天的な明るさ」を、あわせもち、ミケランジェリもシェルヘンもとても楽しそうに演奏しています。

モノラルの古い録音ですが、明るく華やかなこの曲を華麗に美しく弾きあげた、この演奏を私は気に入っています。