なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

一面の菜の花

「なの花に うしろ下りの 住居かな」
               (小林一茶



手賀沼湖畔にあるお寿司屋さん近くの「菜の花畑」は、春いっぱいです。菜の花が見事に咲き誇っています。

最近、この菜の花畑が、新聞に掲載されたとのことで、遠くから来られた方やカメラを持った人も多く訪れていました。

いつも鳥を撮っている私もにわか「風景カメラマン」となって撮影してみました。

今が一番見頃かもしれません。



「菜の花や 月は東に 日は西に」

              (与謝蕪村



オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ズーム・レンズ  OLYMPUS M Zuiko D 14-42 F3.5-5.6 ii MSCMおよび.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で撮影










閑話休題ー2つの ベートーヴェン作曲「ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 春」を聴く


春たけなわに、なってきましたので、ベートーヴェン作曲の「ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 春」を

1枚のCD中に連続して「春」2つの録音が入っている演奏(「ナタン・ミルシテイン名演集」の中の1枚)を聴いてみました。

「ナタン・ミルシテイン - ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 春」
作曲家:ベートーヴェン
作曲年:1801年
ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 春
ヴァイオリン:ナタン・ミルシテイン
ピアノ:ルドルフ・フィルクシュニー /1958年録音
: アルトゥール・バルサム/1950録音

名演としては知られていないこのCDを聴くには理由があります。
この曲は名曲なので、数多くの名演があるのですが、それらのCDのカップリングは、通常、同じベートーヴェン作曲の「クロイツェル」が収録されています。

この曲を聴きたくなるのは、明るく楽しい気分になりたい時が多いのですが、その時、名演奏家同士が熱演する「クロイツェル」は聴き疲れやすいのです。

ところが、このCDは、同じ曲が2度聴けるので2度同じ気分に浸れます。

何か気分が倍加するような気がします。

ピアニストの名前は全然知りませんが、どちらもあまり自己主張しないで、ミルシテインの演奏を引き立てているため、とても気に入っています。

でも、どちらかと言うと、後者の古い演奏のほうが好みですね。

この曲のニックネームの「春」はベートーヴェンが命名したものではないそうですが、いつもこの時期になると聴きたくなるのは、この曲のくったくのない明るさからくるのでしょうね!

有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」を書くようなベートーヴェンの最悪な状態の時でも、こんな晴れやかな曲を作曲できるなんて感動モノです。

ベートーヴェンは、流石(さすが)楽聖(がくせい)と言われる大作曲家なんですねぇ!