なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

満開の桜

 
    「敷島(しきしまの)の大和心(やまとこころ)を人問はば、
           朝日に匂(にお)ふ山桜花(やまざくらばな)」
    
                      (本居宣長
(意訳)

「日本人の心とは何かと尋ねられたなら、朝日に映える山桜の花のようなものだと答えます。」

太平洋戦争中は軍国主義を煽(あお)るような意味合いで使われたりもしたようですが、本来の意味は、日本人の心を、山桜の「潔い清楚な(いさぎよいせいそな)」美しさにたとえたものと考えられます。

上の歌は文学評論家の小林秀雄の「本居宣長(もとおりのりなが)」に登場する「桜の歌」でもあるのですが、私は彼のように古典を吟味して深く考える事はとてもできません。それでも、桜を観ると素直に「日本を代表する花」のように思えます。

  
4月3日、我孫子駅前のこの広場の桜も満開になりました。 この桜は「山桜」でなく「染井吉野(そめいよしの)」ですが、かなりの大木です。

毎年、豪華な満開の花を見せてくれます。

この桜が満開になると「春が来た!」と実感します。



「さまざまの こと思ひ出す 桜かな」  (松尾芭蕉





オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ズーム・レンズ  OLYMPUS M Zuiko D 14-42 F3.5-5.6 ii MSCMおよび.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で撮影