真夏に近いような紫外線が降り注ぐ、お昼時、初夏の訪れを実感します。
時々、そよ風が吹くヨシ原でオオヨシキリが囀(さえず)っています。
オオヨシキリは、ヨシが風に揺られるたびに、羽ばたきながら「ギョ・ギョ・シ、ギョ・ギョ・シ、キー・キー・キー」と大きな声で囀ります。
あまり風に吹かれると、オオヨシキリはヨシの下に飛び移り、草むらに隠れてしまいます。
それでも、いつの間にか、また、現れて、大声で囀ります。
5月17日は、長袖(ながそで)のシャツを捲(まく)り上げたくなるような暑さです。
ギラギラと力強い太陽が照り付けています。
オオヨシキリの「うるさく激しく鳴く声」は、これから来(きた)る「過酷な夏」を予感させます。
「行々子(ぎょうぎょうし) 口から先に 生まれたか」 (小林一茶)
注)行々子:オオヨシキリの別名