なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

白百合の花

真夏の路傍(ろぼう)に白百合(しらゆり)が咲いています。

この白百合は、沖縄などの海岸に自生する日本原産の鉄砲百合(てっぽうゆり)か、それとも高砂百合(たかさごゆり)のどちらでしょうか?



「深々(しんしん)と 人間笑ふ 声すなり 谷一面の 白百合の花」

                       (北原白秋


白秋(はくしゅう)の短歌のように、白百合は、私たち人間をあざ笑っているのでしょうか?

真夏の昼下がり、白百合はただ、だまって咲いていました。



「まなかひの 白百合かをる 小午餐(ランチ)かな」

                  (日野草城)

注)まなかひの=目の前の