なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

エサを探し歩くアマサギ

刈田にアマサギが舞い降りました。

でもそこにはすでに多くの仲間が先着しています。

先着したサギたちは、エサのいそうな場所をすでに確保しているようです。

出遅れたこのアマサギは、仲間のいない場所に移動しながらエサを探します。

なかなかエサは見つからないようです。

仲間からどんどん離れていきます。

仲間からずいぶん離れた場所でようやくエサにありつけたようです。

もう、仲間の集団から相当離れてしまいました。

これ以上、離れると危険と感じたのか、このアマサギは、その場所からユーターンして、エサを探し始めました。

今度は、ぜんぜんエサを見つけられないようです。

仲間のいるところを通り過ぎてもエサは見つけられません。

それでもこのアマサギは立ち止まって、羽を動かしたりして、悠然(ゆうぜん)と休んでいます。忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)の風情(ふぜい)です。

そこで一息ついたアマサギは、辛抱強く(しんぼうづよく)また、歩き始めました。

自分を信じて弛(たゆ)まなく動いています。彼らの集団生活も忍耐が必要なようです。

他を羨(うらやま)しがらないで頑張っているアマサギの姿にとても感動しました。



「鷺の群 かずかぎりなき鷺の群
       そうぜんとして寂しきものを」   (古泉千樫)