なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ノシメトンボと秋の空

手賀沼遊歩道の並木のこずえに熨斗目蜻蛉(のしめとんぼ)、がとまっています。

ノシメトンボは、あまり赤くならない赤とんぼです。特に、そのメスはあまり赤くなりません。

それでも、ノシメトンボは、赤とんぼの仲間では、いちばん大きなとんぼです。

下から見上げると、木のてっぺんのノシメトンボは、秋の空を背景にして、熨斗目模様(のしめもよう)の翅(はね)が、透(す)けて見えてきれいです。

手賀沼遊歩道も、いよいよ秋の気配(けはい)がただよってきています。



 「染めあへぬ 尾のゆかしさよ 赤蜻蛉(あかとんぼ)」 (与謝蕪村