なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

三番瀬を飛翔するミヤコドリ

10月4日、久しぶりに「ふなばし三番瀬海浜公園」に行ってきました。

千葉県船橋市にある「ふなばし三番瀬海浜公園」は日本一のミヤコドリ渡来地だそうです。

かつて、ミヤコドリは旅鳥、冬鳥として主に九州に渡来していました。
その総個体数は、全国で500羽前後の飛来といわれていて、稀にしか見られない鳥なのです。

最近、その半数以上が何故か?三番瀬に集結し、他の地域での観察例が少なくなっているとのことです。

三番瀬には、今年も多くのミヤコドリが飛来しており、「千葉県野鳥の会」と「日本野鳥の会」開催の「三番瀬の自然観察会」(2015年2月1日)で観察されたミヤコドリの総個体数は347とのことで、その後も増え続けているようで、風聞では、今年、最大で370羽が飛来しているようです。

2015年10月4日(午前11時頃)も三番瀬の堤防には多くのミヤコドリが休んでいました。

たまたま、その近くをボートが通り過ぎた途端、多くのミヤコドリが一斉に飛び立ちました。

そのうちの1羽が、群れを離れ近くに飛んできました。

秋の青い空に、クチバシの赤と羽や身体の黒と白のコントラストが映(は)え、とても鮮やかです。

ミヤコドリは、目の前を軽やかに飛び去っていきました。