なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

輝く薄(すすき)

秋の淡い光を浴びてススキの穂が輝いています。

今、いちばんススキが輝いて見える時期かもしれません。

秋風にゆらめきながらススキは誰を手招(てまね)いているのでしょうか?



「あだし野の 風にみだるる糸すすき
          来る人なしに何まねくらむ」   (藤原定家


注:あだし野は京都市右京区嵯峨(さが)、小倉山(おぐらやま)の麓(ふもと)の野で昔、火葬場があり、人の世のはかなさの象徴としても用いられました。