なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

季節はずれのヨシゴイ

10月25日日曜日、久しぶりに葛西臨海公園に行ってみました。

ヒクイナがいると聞いたので、撮影に出かけたのです。

ヒクイナは、飛んで草むらに隠れる瞬間を3回見ましたが、隠れたまま出てこないので撮影できませんでした。午前10時ころから午後4時までいたのですが・・・

ヒクイナが出てくるの待っていたら、お昼過ぎころ、ヒクイナの逃げ込んだ草むらの対岸のヨシの間をヨシゴイが見え隠れしています。
10月24日東京で冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹いたにもかかわらず、夏鳥のヨシゴイが、まだ帰らずにいるのは珍しいので撮影することにしました。ひょとすると越冬する気なのかもしれません。

このヨシゴイはヨシの間を抜けて水辺に出てきて黄色の脚を踏ん張って魚を狙い始めました。

遠くから見ているので、はっきり見えませんでしたが、首尾よく魚が捕れたのか?クチバシをあけて、すぐに閉じました。小さな魚を飲み込んだのかもしれません。

その後、ヨシゴイは、この水辺を立ち去りヨシの中に姿を消しました。

ヒクイナは撮影できませんでしたが、準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)のヨシゴイが撮影できたので満足して帰途に着きました。