なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園のイソシギ

手賀沼公園の水辺にイソシギが飛んできました。

イソシギ」と言うとエリザベステーラーとリチャードバートンが共演した、1965年,監督ヴィンセント・ミネリのハリウッド映画「いそしぎ(原題名Sandpiper)」が思い浮かびます。

映画の原題名のSandpiperとは、くちばしの長いシギの一般名でイソシギの固有名称ではないそうです。

注)イソシギの固有名称は、Common Sandpiperです。

映画の背景が波の打ち寄せる海岸であることから「いそしぎ」という磯の雰囲気のあるタイトルをつけたようです。

その主題歌は、アカデミー主題歌賞を受賞したThe shadow of your smile です。

甘い歌声のアンディ・ウィリアムスの歌うThe shadow of your smile のうちの私の好きな1節だけを以下に記載します。

   
The shadow of your smile
When you are gone
Will color all my dreams
And light the dawn
Look into my eyes, my love, and see
All the lovely things,
you are, to me


このロマンチックな歌から想像するイソシギと本物のイソシギとは、雰囲気が相当異なります。

イソシギという名前からは磯にいるシギのように思いますが、よく見かける場所は河川や湖沼周辺で、干潟や岩礁などでも見ることができます。

浜辺ではミユビシギハマシギなどをよく見かけます。

このイソシギは、忙しそうに手賀沼公園の砂地を尾を上下に揺らしながら歩き回ります。

とてもロマンチックではありません、

イソシギはとても愛嬌のある面白いシギなのです。

私は、手賀沼のひょうきんなイソシギがとても好きです。

でも、The shadow of your smile の雰囲気ではないですねぇ〜。