昨日掲載したミコアイサとは、少し離れたところにいたミコアイサです。
写真を撮影していたときはミコアイサのメスと思っていたのですが、よく見てみるとまだ換羽していないエクリプスのオスか幼鳥のようです。
すでに身体全体が相当白くなっています。
もう少し日にちが過ぎれば目の部分が黒くなりパンダの顔になることでしょう。
「むれわたる 磯べのあきさ 音さむし
のだの入江の 霜のあけぼの」
(鴨 長明)
参考:以前撮影したオスのミコアイサ
喫茶去:エーリヒ・クライバー - Erich Kleiber 指揮の「第九」を聴く
今日は、
ベートーヴェン作曲 交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
エーリヒ・クライバー - 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ウィーンフィル、ウィーン楽友協会合唱団
ヒルデ・ギューデン - Hilde Gueden (ソプラノ)
ジークリンデ・ワーグナー - Sieglinde Wagner (アルト)
アントン・デルモータ - Anton Dermota (テノール)
ルートヴィヒ・ウェーバー - Ludwig Weber (バス)
録音: June 1952, Grosser Musikvereinsaal, Vienna
のCDを聴いてみました。
今では息子のカルロスが有名ですが、エーリヒ・クライバー(1890〜1956)もウィーン生まれの強いカリスマ性を持った大指揮者です。
第二次世界大戦前にはベルリン国立歌劇場の音楽総監督として当時の現代音楽を積極的に紹介しました。その後ナチと衝突後し、南米に活動の本拠を移しました。
戦後はヨーロッパ楽壇に復帰しましたが、ドイツを中心に本格的な活動を始めたばかりの時期に亡くなってしまったので、そのころの録音はさほど多くありません。
歴史的録音として第九はウィーンフィルとのスタジオ録音が残されています。
さすがに息子のカルロス・クライバーが理想とした指揮者であるエーリヒ・クライバーの第九の演奏はがっちりとした造形美をもつ見事な演奏です。
とても現代的なすっきりした演奏ですが、当時のウィーンフィルらしい伝統的な音も聴かせてくれます。
独唱陣も当時の歌自慢の歌手のようで、朗々たる歌声で時代を感じさせます。
録音はモノラルですが鑑賞に十分堪えられる録音です。