なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛び立ち着水する外川漁港のヒメウ

外川漁港(とかわぎょこう)は、千葉県銚子市の南部にある漁港で、東端は犬吠埼、南側は屏風ヶ浦から九十九里浜に続いています。

銚子は「銚子港」と「外川港」の2箇所の港が有り、金目鯛などの水揚げは、外川魚港が中心だそうで、この漁港で昼食をとる時はいつもこの漁港の外れにある女将さん一人でやっている小さなお店[美味小屋(カラコヤ)]の「金目鯛の煮付け定食」を食べることにしています。

安くて美味しいので最近は去年の12月と今年の1月と毎月食べています。今月中にもう一回行くかもしれません。

このお店の前の漁港のコンクリートの上にヒメウがのんびりと日向ぼっこをしています。

写真を撮ろうと近づいたら逃げられてしまいましたが、それでもすぐに漁港内の水面に着水しました。

ヒメウは、絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)の希少な鵜(う)で、全長73センチメートル 翼開長98センチメートルで、日本に分布するウ科の中では最小種です。

ヒメウの由来もこの大きさ(ヒメ=小さい)からとられているようです。

体形は細く全身が青や紫の光沢がある黒い羽毛で覆われていて雌雄同色とのことです。

もう少し長くコンクリートの上にいてくれたら太陽光線のいい場所に移動して「青黒い綺麗な羽」のヒメウが撮れたのに残念でした。