2月13日午後3時過ぎ、鹿島灘の海鳥探鳥の後、ひたちなか市に飛来している、「白くて美しいケアシノスリ」に会いに行きました。
ケアシノスリは、カムチャツカからロシア東部の沿海州・アラスカからユーラシア大陸の極地方で繁殖し、中国東北部の日本海沿岸地方からモンゴル〜ヨーロッパに掛けての中緯度地帯で越冬するとのことですが、その一部が北海道から本州北部の日本海側で越冬するようです。
繁殖地の餌の都合により、年ごとに日本への飛来数は増減するようですが、通常は数少ない冬鳥です。
今回も、運よく、ケアシノスリに会えました。
でも、今日とまっている場所は、かなり遠い場所です。
ケアシノスリは飛んでいるとき、翼と尾は、普通のノスリより長いようです。そのため、急上昇して、翼をより高い状態に保って移動しながら、しばしば浮かび獲物を狙うのが得意のようです。
今日は、そのホバリングなどを見るだけの時間の余裕がありませんので「後(うし)ろ髪(がみ)を引かれる思い」で帰途に着きました。
それでも遠来のケアシノスリに会えることはとても嬉しいことです。
参考までに2月1日にこの場所で撮影したホバリングの写真を添付します。
「ましらふの 鷹据ゑて行く あら野哉」 (正岡子規)