なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

車の前を通り抜けるコジュケイ

柏市の藪の道を車が進んでいきますと草むらからコジュケイが出てきて車の前を左から右に横切りました。

あわててカメラを構えたのですが、すでに草むらに姿を消す寸前でした。

すると左の草むらからもう一羽のコジュケイが現れました。もうすでにこちらの車は停止していたので、もう一羽のコジュケイは、警戒しながらですが道の上で立ち止まりました。

少し立ち止まっていましたが、さきほど隠れたコジュケイのいる草むらに姿を消しました。

コジュケイは、中国原産で日本の在来種ではありません。江戸時代以降、輸入された鳥が野生化したキジの仲間です。「ちょっとこい」と大きな声で鳴きますが警戒心が強く、なかなか姿を現しません。


車が大分遠さかると「チョットコイ、チョットコイ」とコジュケイの鳴き声が遠くから聞こえてきました。

いつも声ばかりで、なかなか姿を見せないコジュケイなので車の前に出てくるとは想像できませんでした。

車のフロントガラス越しに撮影したので不鮮明な写真ですが、参考として以前撮影したコジュケイの写真とともに掲載します。



「小綬鶏(こじゅけい)の こち来いと呼ぶ 日あたりは
             何か黄葉(もみ)でて 雑木々の原」

             (北原白秋



車の前を通り過ぎるコジュケイ


参考:以前撮影したコジュケイ