五月15日、茨城県稲敷市の水田上空をツバメが飛んでいました。
飛んでいる時は、よくわからなかったのですが、撮影した後で写真を拡大してみると、このツバメのお腹が赤いのです。
こんなツバメがいるのかとネットで、調べてみると、
「渡りの時期や越冬期に見られる、腹の一部や全体に赤味のあるツバメが「アカハラツバメ」と呼ばれることがあり、ロシアで繁殖しているツバメだと言われている」
との説明文をみつけました。
また、高野伸二著「野鳥識別ハンドブック」のツバメの項目に次の記述がありました。
大陸で繁殖するものは、腹部が多少橙褐色を帯びており、中には赤褐色のものもある(アカハラツバメという亜種和名がついている)。日本で越冬するツバメの多くは腹に橙褐色味があるから、大陸で繁殖したものが南下してきたのであろうと考えられている。
とのことなので、ひょっとしたらこのツバメはアカハラツバメなのかもしれません。
追記:このブロク掲載後、山階鳥類研究所の専門家からこの写真のツバメは、過度の写真拡大によるアーティファクトによる赤色ではないかとのご指摘がありました。つまり亜種アカハラツバメではなさそうです。