なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

キョウジョシギ飛翔

稲敷市上空をキョウジョシギの群れが飛んでいます。

キョウジョシギの夏羽根は、赤褐色と黒と白が複雑にからみあってとても綺麗です。

キョウジョシギの名前の由来(ゆらい)は、夏羽根(なつばね)の艶(あで)やかな姿や、短いけれど目立つ朱赤色の脚から、京都の女性つまり「京女(きょうじょ)」を連想させることからきているそうです。

キョウジョシギは、極北で繁殖するシギで、日本には、春と秋に旅鳥として訪れます。

冬場は、南半球に広く越冬し、夏場は北極圏で営巣し繁殖するといわれています。

キョウジョシギがどのようなルートを採って、具体的にどこから来て、どこまで行っているのかは未だに不明のようですが、ムナグロと同じように春に多く観察できるようなので、越冬地と繁殖地との往復のルートは異なっているのかもしれません。





参考:以前撮影した水田で休むキョウジョシギ