浮島のヨシ原では、オオヨシキリやコジュリンのさえずりがきこえています。
その上空では、セッカの鳴き声も聞こえてきます。
セッカは小さな鳥なので、空を舞い上がると肉眼では点のようにしか見えません。
でも、そのヒッヒッhッという鳴き声はあたりによく響きます。
下降するときはジャッジャッと鳴くようですが、遠くからはあまりよく聞こえません。
セッカは、千葉県では、絶滅寸前または絶滅危惧種(絶滅危惧I類、CRまたはEN) に指定されている希少種とのことです。
「雪加(せっか)鳴き 端居(はしい)にとほき 波きこゆ」 水原秋櫻子
意訳:風通しのよい縁側に座っていると、セッカのさえずりが聞こえ、遠くに波の音も聞こえてきます。
注;端居は、縁側(えんがわ)のこと