なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

6月になっても内湾で見かける波崎漁港のウミスズメ

関東地方では、運が良いと冬場の内海で見ることができる絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)の希少種のウミスズメが6月上旬になっても波崎漁港の内湾で見かけることができました。

このブログでは、同じ波崎漁港で1月27日に撮影したウミスズメの写真を29日に掲載しました。

もう5ヶ月も滞在していてくれるようです。

その時、掲載したウミスズメに関する記述は、以下のとおりです。



ウミスズメは、日本海沿岸、千島列島、カムチャツカ半島南部からアリューシャン列島、カナダ沿岸にかけて繁殖分布するそうです。

冬は、南下して過ごすそうで、日本全国の海岸で見られるようです。

かって、天売島では、1959年ごろは500羽ほど生息していたそうですが、1963年にはほとんど見られなくなってしまって、現在、ほんの少数が繁殖しているとのことです。

通常は岸から数kmの沖合の海上に生息し、上陸するのは繁殖期に岩礁や島に上陸する程度とのことで、海荒れのときには、港湾にも入るようです。



さて、なかなか見られないウミスズメがいつまで見られるのでしょうか?


6月10日撮影の波崎漁港のウミスズメ


参考:1月27日撮影の波崎漁港のウミスズメ