なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

外房海岸上空を消え去るように飛ぶヒメアマツバメ

6月27日は、梅雨の中の貴重な晴れの日になりました。

久しぶりに九十九里海岸から外房海岸に出かけてみました。

外房海岸の漁港の建物にツバメの巣がありました。

その多くはコシアカツバメの巣のようですが、その中に羽の垂れ下がった巣があります。

ヒメアマツバメの巣のようです。

その巣を出たり入ったりしていますが、一度飛び出すとなかなか帰ってきません。

ヒメアマツバメは、もともとは日本には、いなかったようですが、1967年に静岡市で初めて繁殖が確認され、その後、分布を拡大しているそうです。

営巣は、建物や橋げたのコンクリートなどで、コシアカツバメなどの古巣を利用することもあるとのことで、この漁港の建物の巣もコシアカツバメの古巣を利用しているようです。

アマツバメの仲間は日本では3種見られるそうですが、ヒメアマツバメ(姫雨燕=アマツバメアマツバメアマツバメ属)は、一番小さい種類で、全長13センチでスズメ(全長14センチ)よりすこし小さく、日中は、かなりの速さで止まることなく常に飛んでいるとのことです。

そのためヒメアマツバメの全身を撮影するためには飛んでいる姿を撮る必要があります‼。


今回は、「飛翔するヒメアマツバメ」を撮影でき、とてもラッキーでした。



「つばくらめ 飛ぶかと見れば 消え去りて
   空あをあをと はるかなるかな 」   (窪田空穂)


注:つばくらめ=ツバメ