なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

乗鞍高原の植物(その2・ヤナギラン、ホタルブクロ、ニッコウキスゲなど)

乗鞍高原温泉の宿も本格的な雨になってきました。ビュー・ビューと風の音も聞こえてきました。

遠雷の音も聞こえています。


そんな時、万葉集に収録されている文武天皇(もんむてんのう)の短歌を思い出しました。


み吉野の 山の嵐の 寒けくに
(みよしのの やまのあらしの さむけくに)
はたや今夜も あが独り寝む
 (はたやこよひも あがひとりねむ)

右一首、或は云はく、天皇の御製歌(おほみうた)

                         (文武天皇 万葉集
                         
(意訳)
 吉野の山の嵐は寒いのに、もしかして今夜も、私は独りで寝るのだろうか。


今夜は、団体で宿泊するので、これほどの寂しさは無いのですけれど、少し不安の夜になりそうです。


それはさておき、乗鞍高原温泉付近の宿周辺の植物の続きを掲載します。


ヤナギラン


ホタルブクロ


ニッコウキスゲ


不明の花