なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

再掲:クロサギ飛翔

以前9月初旬に掲載した「クロサギ飛翔」の写真を再掲します。

外房の海岸で、クロサギの黒色型が飛び回って、採食しています。テトラポットの間を羽ばたきながら、飛んだり跳ねたりしています。干潟に飛んで、コサギと並んでみたり、カワウと並んでみたりしていました。立ち止って時々、羽ばたきます。突然、クロサギが飛び立ちました。こちらの方向に向かっています。水面近くから、だんだん高度を上げて、空高く舞い上がりました。この場所に何回か撮影に来ていますが、今までは、見かけなかったクロサギを、今回、始めて撮影することができました。クロサギは、「黒色型」と「白色型」と「中間型」があるそうです。どれも、黄緑色の足が太くて、短足のようです。「黒色型」は、全身が淡黒色で、九州北部以北に多いとのことです。「白色型」は、全体が白く、嘴は黄色のようです。クロサギは、日本以南アジア東南部、インド、オーストラリアにかけて分布しているとのことです。タヒチでは「聖なるサギ」といわれていて、この意味のラテン語が、sacer(聖なる)から学名「Egretta sacra」がつけられたそうです。