なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

再掲:赤とんぼ

九月に入って直ぐの台風の直後,家の近くで赤とんぼの群れを見かけました。

多分アキアカネのようでした。

以前九月に掲載した赤とんぼの記事を再掲します。(俳句は変えました)



秋を代表するトンボは、赤トンボですね。

でも「赤トンボ」という名前のトンボは存在しないのです、普通「赤トンボ」と呼んでいるのは一般的には「アキアカネ」のことを指しています。

9月から10月にかけて、平地でよく見られるのがアキアカネです。

トンボはいつも身近なところにいると思いがちなのですが、その飛翔能力は高く、梅雨の時期に里に生まれたアキアカネは、夏の暑さを避けて涼しい山に移動するそうです。

夏に山で過ごしたアキアカネは、秋になると里に下りてくるのだそうです。

赤いトンボはアキアカネだけではなくてナツアカネやコノシメトンボショウジョウトンボのように赤いトンボは他にもいろいろといるのですが、種類が多いため、これらをひっくるめて「赤トンボ」と言われているのです。


秋のある晴れた日、渡良瀬川にかかる橋の上にこの赤トンボがとまっていました。

多分アキアカネだと思います。

のんびりととまっていて何かを待っているようです。

この赤トンボはアキアカネのオスの成熟したトンボなのでしょうか?
メスが近づくのを待っているのかもしれません。


あまり風のない秋の昼下がり、小さい秋、みぃつけたぁ〜。


「赤蜻蛉(あかとんぼ)飛ぶや平家の ちりぢりに」 (正岡子規

 

(注)源平合戦において、源氏は白、平家は赤の旗を掲げた。