なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

やっと咲いた我が家の夕顔

6月に植えた夕顔がようやく咲いてくれました。

もっと早くから咲いていたのかもしれませんが、夕刻は、あまり花を見る気が無いので、見落としていたのかもしれません。

もっとも、朝に花を見かけたので、花は閉じ始めようとしています。

夕顔は、朝顔に比べてしっとりとした密(ひそ)やかな美しさを感じます。

源氏物語」に現れる「夕顔」もこんな風情から着想されたのでしょうか?



よりてこそ それかとも見め 
      たそがれに ほのぼの見つる 花の夕顔

             (源氏物語第四帖「夕顔」 より)


光源氏からの返歌( 近寄って見ないと夕顔の花だとは分からないでしょう)のように私もこの花に近寄って撮影してみました。

9月11日は、夜の雨がまだ残り、少し涼しく感じる朝でした。