手賀沼付近の広場に紅白のヒガンバナが咲いている場所があります。
いま、見事な花を咲かせています。
紅のヒガンバナの中に白いヒガンバナがあると、とても目立ちます。
この世=此岸(しがん)から、あの世=彼岸(ひがん)に渡ることを至彼岸(「とうひがん)と言います。
紅の彼岸花に囲まれた白い彼岸花は、紅の輪から白の花に渡っていくようにも見えてきました。
さて、彼岸は、インドの言葉パーラミター(波羅蜜多)の訳語「至彼岸」の略です。 至彼岸とは、「比の岸」即ち人間の苦しみ・恨み・悲しみ・喜びなどが混在している迷いの多いこの世界から、「彼岸」即ち仏様の世界・迷いのない理想の世界へと自分を高めて、永遠の「楽」の世界へ到達しようと努力することなのです。
般若心経(はんんやしんぎょう)の中に出てくる「般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)の世界です。
この般若の智慧は「色即是空 空即是色」ですよね!
羯諦羯諦、ギャテイギャテイ
波羅羯諦、ハラギャテイ
波羅僧羯諦、ハラソギャテ
菩提薩婆訶。ボシソワカ