なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

魚捕りに精を出す手賀沼公園のカワセミ

チョット晴れたかと思えば、また、雨模様の不安定な天気が続いています。

9月28日は、ジメジメした蒸し暑い不快指数の高い日になりました。

手賀沼公園の沼に面したベンチで「まどろんで」いますと「チッ」という鳴き声が聞こえました。

カワセミの鳴き声です。

カワセミの「ご挨拶」を受けたので、あたりを探してみると目の前の手賀沼の木の杭にカワセミの若いオスがとまっています。

水面を注視して魚を狙っているのですが、思うようには行かないようです。

杭の上で長い時間頑張っていましたが激しく鳴きだしました。

とてもイライラしているようです。

こんな天気なのでカワセミも苛立(いらだ)っているのでしょうか?

カワセミは、気を取り直して再度、魚を狙います。

魚を見つけたのか?やっとカワセミは飛び込みました。

すぐに隣の鉄製の杭にとまりましたが魚を咥(くわ)えていません。

逃がしてしまったようです。

諦(あきら)めきれないカワセミは、またその杭の上から魚を狙います。

今度はすぐに飛び込みました。

優雅に羽を広げてコバルトブルーの軌跡を描きながらダイブしています。

その後のカワセミは水に飛び込みあっという間に遠くに飛んでいってしまったので成果があつたか分りませんでした。

少し時間が経ってからカワセミは、再度、最初にとまった木の杭にやって来ました。

また、下を見ています。

諦めずに何度も魚捕りをする手賀沼公園のカワセミです。



「よろこびか のぞみかわれに ふと来る 

              翡翠(かわせみ)の羽の かろきはばたき」

                   (片山廣子