雑木林の路傍に咲いているナデシコの花のとなりにシラヤマギクも咲いていました。
シラヤマギクは、いわゆる野菊の仲間で関東地方にはシラヤマギクの他にノコンギク、カントウヨメナ、ユウガギク、シロヨメナが分布しているそうです。
伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の野菊は多分ノコンキクと思うのですが、その近くにこのシラヤマギクも生えていました。
ノコンギクの近くのシラヤマギクは、わたしのほうが綺麗でしょと言わんばかりに咲いていました。
唱歌「野菊」(森延男作詞)の2番の歌詞が頭をよぎりました。
♪2 秋の日ざしをあびてとぶ
とんぼをかろく休ませて
しずかに咲いた野辺の花
やさしい野菊 うすむらさきよ♪
「なでしこの 暑さわするる 野菊かな」 (松尾芭蕉)