なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

水場に来たガビチョウ

雑木林の水場にガビチョウがやってきました。

よほど喉が渇いていたようで、美味しそうに何度も水を飲んでいました。


ガビチョウは、中国で囀りを楽しむため広く一般的に飼われている飼い鳥で、日本でも古くから輸入され、中国同様囀りを愛でるため飼われていましたが1980年代以降は、地味な色彩と世話が面倒な鳥なので、人気がなくなり、在庫になった鳥を放鳥する店もあったようで、今では野生化して、里山や渓流に留鳥として生活しているようです。

一時のブームが去ると売れなくて困ったペットの運命は哀れですが、捨てられても頑張って野生化しているガビチョウの涙目と元気な鳴き声は、何を語っているのでしょうか?



   「何ごとも 移りのみ行く 

       世の中に 花は昔の 春にかはらず」 (良寛和尚)



以下の写真はLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.SをOLYMPUS OM-D E-M1 のボディに装着して35ミリ換算800ミリF6.3ズームとして手持ちで撮影してみました。