なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

印西市本埜上空を飛ぶコハクチョウ

12月11日は、冬晴れの上天気になりました。

今年もコハクチョウが飛来している印西市本埜の田んぼに行ってきました。

午後、朝、餌場に飛び立ったコハクチョウたちが、三々五々ねぐらに戻ってきます。

数羽のときもあれば、2羽のとき一羽だけのときもあります。

青空の中に飛ぶ白鳥の姿はとてもきれいです。

コハクチョウたちは、ねぐらの田んぼに降りる寸前に脚を下げ水掻きを下に向け着地の体勢に入ります。

水を張った田んぼのねぐらに下りると騒がしく鳴きあってとても賑やかになります。


蛇足ですが白鳥は死ぬまぎわに最も美しい歌を歌うそうです。


古事記によれば、ヤマトタケルが死の間際に


「倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるわし」

(やまとは くにのはほろば たたなづく あおがき やまごもれる やまとしうるわし)

「愛しけやし 我家の方よ 雲居立ち来も」
(はしけやし わぎへのかたよ くもいたちくも)

の歌を歌ったとされていて、その後ヤマトタケルは、白鳥になって「やまと」へ飛び去ったという伝説があります。


とすれば、コハクチョウたちが今歌っている歌は最高の歌ではないようです。



以下の写真はLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.SをOLYMPUS OM-D E-M1 のボディに装着して35ミリ換算800ミリF6.3ズームとして手持ちで撮影してみました。