なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

早朝の風蓮湖の水の中を歩くタンチョウ

風蓮湖は、北海道東部・根室市野付郡別海町にまたがる根室半島の付け根にある湖で、野付風蓮道立自然公園の中にあります。


早朝、風蓮湖の岸辺にタンチョウ2羽が現れました。


少し時間がたって気がつくとこちらの岸辺の水の中を一羽のタンチョウが歩いています。

近くで見るタンチョウは大きくて迫力満点でした。



タンチョウは、日本で繁殖する唯一の野生ツルで全長140cm、翼開長240cmに達する日本最大級の鳥類だそうです。


タンチョウは絶滅危惧Ⅱ類(VU)(環境省第4次レッドリスト)に指定されている希少種ですが最近は食害の問題も指摘されているようです。
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クッチャロ湖やサロベツ湿原、十勝川流域などに繁殖分布が拡大する一方で、越冬期はほとんどの個体が釧路地域に集中分布することが原因かもしれません。

でも、その分布及び個体数は、世界的に少なく.国内では、北海道東部の湿原を中心に分布しているのみのようです。

その生息数はタンチョウ保護研究グループ(2014年)によれば約1,500羽で世界の総個体数は2,750羽とされ(J.Harris in litt.2007,in litt.2009)、種の半数以上が北海道東部を中心に生息しているとのことです。



「わが目より 涙流れて 居たりけり 鶴の頭は 悲しきものを」

             斎藤茂吉「赤光」より



風蓮湖夕景(撮影:ドコモ スマートフォン Xperia(TM) Z5 Compact SO-02H内臓カメラ)

以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。