なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

見張りをするアオバズク

今年も佐倉市のこんもり繁った暗い木の枝でアオバズクのオスが見張り番をしています。


昼間は、普通は、目を閉じているのですが、今はとても大事な時期なので、頑張って何回も目を開けます。目をあけると、目が金色に光ります。まわりををよく見て警戒します。この近くの巣の中で抱卵しているメスを守るように 巣の近くの木にとまって 動きません。夜間は狩りに出て餌捕りに行かなければならないのに、昼も熟睡しないで頑張っています。


もうすぐお父さんになるこのオスは、辛抱強く見張り番をつづけます。かわいい子供が顔を出すのももうすぐでしょうね。


アオバズクは、毎年、野山に青葉が茂るころ日本に渡ってきて、鳴き出すフクロウの仲間です。アジアの温帯、熱帯の森に広く分布しており、北の地方のものは南へ渡って越冬します。全長約29cm。日本では夏鳥で、身近な森や公園などに住みついて、ホーホーという鳴き声がフクロウの声として親しまれています。でも、ほんとうのフクロウの声は、もっと太いゴロスケホーホーです。大木の樹洞に巣をつくって通常4つの卵を産むそうです。


夜間、大形の昆虫が飛ぶのをみつけると、追いかけて空中でとらえたり、時にはコウモリ、ネズミ、小鳥などもとるようです。


「青葉木菟(あおばずく) 月ありといへる 声の後」   (水原秋櫻子)


以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。



以下の写真はパナソニックのコンパクトデジタルカメラ PANASONIC DMC-FZ300 広角25mm〜望遠600mmの光学24倍、全域F2.8 LEICA DC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)レンズ付きで撮影しました。