なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園の「ユリの女王」カサブランカ

手賀沼公園に「ユリの女王」といわれる優美な曲線が美しい華やかなカサブランカが咲いていました。


ノーブルな輝きを放つカサブランカは「誇り高い美しさ」のシンボルとされ、はなやかさの中にも神秘性や幻想的な雰囲気も併せ持っているとても魅力的な花です。


カサブランカは古くから「永遠の絆」の花言葉を持つ愛の花といわれているそうです。


この花を見ていると映画「カサブランカ」を思い出します。


その挿入歌「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」(As Time Goes By)は1942年のモロッコカサブランカを舞台にしたアメリカ 映画 「カサブランカ」で使われた楽曲です。

この映画の主演はイングリッド・バーグマン/ハンフリー・ボガートで第16回アカデミー賞『作品賞』を受賞し、映画の劇中ではドゥーリー・ウィルソンが歌っていました。

邦訳は「時の過ぎ行くままに」ですが、過ぎ去ったことではなく、「時が過ぎ行くとも“変わらない”」つまり「永遠に不滅」という意味のようで、この花の花言葉にふさわしい曲ではないでしょうか?




「筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも 愛しけ妹そ 昼も愛しけ 」

つくばねのさゆりのはなのゆとこにも かなしけいもそひるもかなしけ 
            大舎人部千文 万葉集 巻二十・4369 


意訳:筑波山に咲くあの優雅な百合の花のように、夜の床の中でもいとしい妻は、昼もまたいとしい 。



以下の写真はキヤノン一眼レフEOS Kiss X7にシグマ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM を装着して撮影しました。